本文へスキップ
JoruJoru
鎌倉:露座の鎌倉大仏

日本、神奈川県

鎌倉は何日必要か、ベストシーズンはいつか

写真:Maarten Heerlien from Voorschoten, The Netherlands · CC BY 2.0

12世紀の終わりから1世紀半にわたって、日本はここ鎌倉から治められていました。最初の将軍たちがここで政を行い、彼らと武士たちが、町を囲む谷戸を禅寺と神社で埋めていきました。政の中心が移ると、町は寺の多い海辺の土地に戻り、それがいま訪れる場所としての魅力になっています。東京から電車で1時間。それがこの町の問題です。週末や花の季節には、小町通りも小さな海辺の電車も名だたる寺も、列ができるほど人で埋まります。時間帯を誤った計画は、1日を行列のなかで過ごす羽目になります。

手短な答え

予約する前に、みんなが調べること

鎌倉は何日必要ですか。

鎌倉は1日が必要です。北鎌倉の禅寺、鶴岡八幡宮、大仏と長谷寺を、江ノ電でつないで回ります。1泊すれば、東京からの人波が来る前の早い時間に寺を見られ、江の島も足せます。行くなら平日に。

鎌倉のベストシーズンはいつですか。

10月と11月 — 穏やかな日々と、遅い紅葉. 4月と5月 — 桜、それから新緑.

その日程で鎌倉に何時間使えるか計算する

いつ行くか、そしてその月に何を払うか

鎌倉は、東京に近い海岸らしい温暖で湿った気候で、夏は暑く雨が多く、冬は涼しく、たいてい乾いて晴れます。人出を決めるのは、天気より花の季節です。4月初めの桜、6月のあじさい、そして11月の終わりと珍しく遅い紅葉。

  1. 1月: 条件つき
  2. 2月: 条件つき
  3. 3月: 条件つき
  4. 4月: 狙い目
  5. 5月: 狙い目
  6. 6月: 条件つき
  7. 7月: 条件つき
  8. 8月: 条件つき
  9. 9月: 条件つき
  10. 10月: 狙い目
  11. 11月: 狙い目
  12. 12月: 条件つき
  • 10月と11月

    狙い目

    穏やかな日々と、遅い紅葉

    10月は暖かく、台風の季節を過ぎて天気が落ち着きます。谷戸の寺の紅葉は内陸より遅く、たいてい11月の終わりから12月の初めにかけて色づきます。来るなら平日に。秋の週末は、東京からの電車が町を埋めます。

  • 4月と5月

    狙い目

    桜、それから新緑

    段葛の桜はたいてい3月の終わりか4月の初めに咲き、時期は毎年動きます。5月は明るく穏やかで、寺の庭にはツツジが咲きます。5月初めの大型連休には、1年でも指折りの人出になります。

  • 6月

    条件つき

    あじさいと雨と行列

    梅雨の季節で、寺の庭にあじさいが咲きます。あじさい寺がいちばん混む月で、名の知れた寺には行列ができ、時間指定の整理券が配られます。江ノ電は1日中満員です。

  • 7月から9月

    条件つき

    暑く湿った、海水浴の季節

    暑く蒸し、7月から8月にかけては海水浴場が開いて、海の家が店を出します。寺は浜ほど混みません。9月中旬の鶴岡八幡宮の例大祭では、16日に流鏑馬が奉納されます。夏の終わりは台風の季節です。

  • 12月から3月

    条件つき

    澄んで涼しく静かな季節、正月を除いて

    涼しく、たいてい乾いて晴れ、湾の向こうに富士山がよく見えます。1月の初めには、初詣の大群衆が鶴岡八幡宮に押し寄せます。それが過ぎれば、冬はいちばん静かな季節です。寺の庭の梅は2月に咲き始めます。

鎌倉旅行の持ち物と服装(月別)

鎌倉は何日必要か

要所は1日で回れます。午前は北鎌倉の禅寺、昼は鶴岡八幡宮と小町通り、午後は大仏と長谷寺。そのあいだを江ノ電でつなぎます。歩きどおしの1日で、ほとんどの人がこの1日を過ごします。

1泊か2日目があると、旅が変わります。東京からの電車が着く前の開門の時刻に名刹を訪ね、寺と寺のあいだの丘を越えるハイキングコースを歩き、海岸沿いの江の島で午後を過ごせます。日帰り客が帰った夕方には、鎌倉は静かな海辺の町に戻ります。

山と海に囲まれた町の並び

鎌倉は、木々の茂る丘に三方を囲まれ、南だけが海に開いた地形にあります。古い都を守ったのはこの丘で、丘を切り開いた切通しが都の門でした。いまは丘を山道が越え、寺はその縁の谷戸に抱かれるように建っています。

  • 北鎌倉 — 鎌倉の1つ手前の駅で、細い谷あいにあります。円覚寺と建長寺という大きな禅寺と、あじさい寺の明月院。
  • 鎌倉の中心 — 駅のまわり。鶴岡八幡宮へ続く長い若宮大路と、その脇の細く混み合う小町通り。
  • 長谷 — 江ノ電で3駅。大仏と、湾を見下ろす長谷寺があります。
  • 海岸 — 中心から歩いてすぐの由比ヶ浜と材木座。夏は海水浴、それ以外の季節はサーファーの海です。
  • 江の島 — 江ノ電の西の端の近くにある、橋で陸とつながった小さな島。神社、庭園、展望灯台、岩屋があります。

どこに泊まるか、そしてそのエリアの代償

鎌倉のホテルは、その名の知られ方から思うより少なめです。たいていの人は東京か横浜に泊まるからです。だからこそ、ここで1泊する価値があります。夕方には町から人が引き、早朝は泊まった人だけのものになります。

週末、6月のあじさいの季節、夏の海水浴シーズン、そして年末年始には、部屋が少なく高くなります。正月には、鶴岡八幡宮に初詣の大群衆が押し寄せます。

エリア向いている人ただし
鎌倉駅周辺いちばん便利な拠点。東京への電車、江ノ電、バスが揃い、八幡宮へも飲食店へも歩いて行けます。ホテルは少なく、ほとんどが小さな宿です。日中の駅前の通りは、町でいちばん混みます。
長谷と海沿い大仏と長谷寺へ歩いて行け、通りの先には浜。夜は静かです。夜に食べられる店は少なく、週末の江ノ電はすし詰めです。
江の島と藤沢海の眺めと島。江ノ電の反対の端で、ホテルの数が多く、値段も安めです。鎌倉の寺へは、遅くて混む路線で30分かかります。
横浜を拠点にあらゆる種類のホテルが揃う大都市で、鎌倉へは直通電車で30分ほど。人波と一緒に乗り込み、町から人が引く前に帰ることになります。

この宿泊エリアを条件で比べる

行き方と、町の動き方

東京駅からは、JR横須賀線の直通で鎌倉まで1時間ほどです。新宿と渋谷からは、海岸へ向かう湘南新宿ラインが直通しています。もう1つの鉄道、小田急線は新宿から江の島へ通じているので、行きと帰りで経路を変える1日も組めます。

海沿いを走る江ノ電は、それ自体が見どころです。家並みのあいだと海沿いを縫う単線の小さな路線で、鎌倉から長谷と江の島を経て藤沢まで走ります。混む日には鎌倉駅の乗車待ちの列が駅の外まで延び、アニメで有名になった踏切では、写真を撮る人の群れが道を埋めます。

  • 寺から寺へは歩いてください。北鎌倉から鶴岡八幡宮までは道沿いに20分ほどで、丘を越える山道が寺々と長谷の大仏を結んでいます。
  • 嵐のあとで閉鎖された山道もあります。歩くつもりの道が通れるか、出かける前に確かめてください。
  • 交通系ICカードは、江ノ電もバスも含め、どの路線でも使えます。
  • 車は避けてください。道は狭く、駐車場は少なく、夏は海沿いの道が渋滞します。

大仏と寺と、島

鎌倉の大仏は、500年以上も露天に座っています。かつて覆っていた大仏殿が15世紀に失われ、その後再建されなかったからです。13世紀に鋳造された青銅の像は、丘を背に定印を結んで座り、日によっては空洞の胎内に入ることもできます。

  • 高徳院と大仏 — 長谷にあり、江ノ電の駅から歩いてすぐです。行くなら朝早くか夕方に。昼どきは団体客で境内が埋まります。
  • 長谷寺 — 湾を見下ろす斜面の寺で、大きな木造の十一面観音、庭園、壁に像を刻んだ洞窟の弁天窟、海を見渡す見晴台があります。あじさいの季節には、あじさいの散策路に入るのに時間指定の整理券が要ります。
  • 鶴岡八幡宮 — 将軍家が崇めた大社で、桜並木の段葛が延びる若宮大路の突き当たりにあります。
  • 円覚寺と建長寺 — 北鎌倉の大きな禅寺で、国内でも指折りの古さ。谷の奥深くに堂や門や庭が並びます。
  • 報国寺の竹の庭 — 中心から東の小さな寺で、背の高い竹林があり、その脇の茶席でお茶をいただけます。
  • 江の島 — 江ノ電で行く島。神社を抜けて庭園と灯台へ上り、反対側の岩屋へ下ります。晴れた日には、湾の向こうに富士山が見えます。

ここでの食べ方

鎌倉は、海と寺から食べています。湾の獲れものは、小さな白い魚、しらすです。生か釜揚げで、ご飯にのせます。禅寺はこの町に精進料理と、土地の言い伝えでは建長寺に名の由来を持つ野菜の汁物を残しました。小町通りには、軽食と甘味の店が延々と続きます。

鎌倉市は、混み合う通りでの食べ歩きを控えるよう呼びかけています。買ったら脇に寄り、店の前で食べ終えてください。日帰り客にとっては昼食がその日の主な食事で、週末の昼には知られた店に行列ができます。早めに食べるか、小町通りを外れた店で。

  • 生しらすには季節があります。漁は1月から3月中旬まで休みで、船が出ない日も入りません。釜揚げしらすなら1年中あります。
  • 精進料理は、いくつかの寺と店で、たいてい予約制で出されます。野菜と豆腐と胡麻の小鉢が何品も並ぶ膳です。
  • 7月と8月に浜に建つ海の家では食べものと飲みものが出て、それも夏の一部です。
  • 冬に来るなら、けんちん汁を。建長寺が発祥とされる精進の汁物で、寒い日にいちばん温まる一品です。

鎌倉で食べる場所と、頼むもの

鎌倉の食は、漁師の海岸と禅寺の町の食です。湾の小魚をご飯にのせて、禅寺の汁物を、そして予約が取れるなら精進料理を。帰りには、誰もが買うあのサブレーを持ち帰ってください。

  • しらす丼

    頼むべき一品

    湾の魚を、ご飯にのせて

    マイワシやカタクチイワシの稚魚、しらすをご飯にのせた丼で、ふっくらとした釜揚げか、季節には透きとおった生を、生姜と醤油で食べます。生しらすが出るのは、漁が開いていて、その朝に船が出た日だけなので、品書きには入荷の有無が書かれています。釜揚げはいつでもあり、それも十分においしい。

    Wikidataで確かめる
  • けんちん汁

    頼むべき一品

    禅寺の汁物

    根菜と豆腐とこんにゃくを胡麻油で炒めてから煮る澄んだ汁物で、だしに肉も魚も使いません。土地の言い伝えでは建長寺で生まれ、名前も寺の名から来ているとされます。町なかの定食にも、寺そのものでも出され、冬の参拝でいちばん温まる一品です。

    Wikidataで確かめる
  • 精進料理

    頼むべき一品

    寺の精進料理

    仏教の寺の料理で、野菜、豆腐、胡麻、海藻の小鉢を何品も、薄味で、季節に合わせて盛りつけます。鎌倉ではいくつかの寺と専門の店が出していて、たいていは予約が要ります。ゆっくり味わう食事で、禅寺を回った午前のあとにふさわしい一席です。

    Wikidataで確かめる
  • 鳩サブレー

    頼むべき一品

    誰もが持ち帰る土産

    鳩の形をしたバター風味のサブレーで、明治の時代から鎌倉の菓子店が作ってきました。鳩は鶴岡八幡宮の神の使いとされる鳥で、黄色い缶はこの町でいちばん見分けのつく土産です。八幡宮へ続く若宮大路の本店で買えます。

    Wikidataで確かめる

旅の中身が変わること

  1. 早く動き出してください。寺がいちばん美しく、いちばん空いているのは、東京からの電車が着く前です。
  2. 平日に来て、できればあじさいと紅葉の時期の週末は避けてください。
  3. 寺と寺のあいだは、丘の山道を歩いてください。どの道が通れるかを確かめてから。
  4. 小町通りでは食べ歩きをしないこと。町は、店の前で食べ終えるよう求めています。
  5. 江ノ電は混む時間帯を外して乗るか、長谷までの区間は浜沿いを歩いてください。
  6. 1泊して、日帰り客が帰ったあとの町を見てください。

東京を起点に鎌倉を組む

3日を超える旅程や、東京、鎌倉、横浜、箱根を、そのあいだの列車ごとつなぐ旅程が、プレミアムの領分です。無料版は旅先1か所、3日までを扱います。

旅先